家づくりのワンポイントアドバイス 内装材の選び方③
新築部の足立です。
今回は、住まいのメイン「壁」について その②
壁は室内に占める面積が大きく、最も目につきやすい場所です。それだけに、壁材の選び方で部屋の印象は大きく変わります。
一般的に、壁材はクロス張りが主流ですが、自然志向から人気なのが塗り壁です。「しっくい」またはそれと似た風合いと特徴をもつ自然素材の「珪藻土」が人気です。
クロスは、織物調や和紙調、自然素材調や塗り壁調のものなど様々なタイプがあり、デザインも豊富でメンテナンスも簡単です。一方、塗り壁は継ぎ目のない一体の壁面を作ることが出来、防火性、断熱性に優れ、調湿機能が高いのが特徴です。
床に対して壁は、素材によっては簡単に張り替えられ、もとの素材の上からの張替えもきくという点で、インテリアの模様替えのメインにもなるものです。
床や天井はもちろん、家具や照明との調和を考えて、それぞれの部屋の用途に合ったものを選びましょう。
【クロス】
色、柄、素材が多種多様にあるので好みに合わせられ、張替えも簡単なうえに壁紙の上からペイントも出来るので、インテリアのイメージチェンジのもっとも手軽な素材。自分で貼れる狭い幅ののり付きタイプもあり、防音や防炎壁紙もある。
【しっくい】
石灰に砂やスサ(繊維や紙など)を混ぜてペースト状にしたもので、古くからの塗り壁材。吸湿性と防火性に優れた自然素材で、塗りむらやこて跡などの風情によって人気が高いが、クギが打てない、拭いても汚れを落とせないなどのマイナス面も。
【珪藻土】
水中に堆積した植物プランクトンが化石化したもので無数の微細な穴があり、調湿、脱臭、遮音効果があるほか耐火性もあり、しっくいに似た風合いと前記の効果による快適素材として最近人気が高くなっている。クロスの上から塗れるタイプもある。
【木材】
ムク材、ムク材を薄くして合板に貼ったもの、木材の小さなブロックをつなぎ合わせた集成材など、もっとも古くから使われてきた壁材の代表。断熱性&保温性にすぐれ湿度調整力、耐久性もばつぐん。天然素材ならではの風合いや香りでも人気が高い。
最近では壁全面ではなく、一部分のみアクセントで張り分けるケースが増えています。
当社モデルハウスもクロス、木材、石材、磁器質タイルなど多様な素材をアクセントに張り分けしています。
一度お気軽にご見学ください。
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