家づくりのワンポイントアドバイス 内装材の選び方②
新築部の足立です。
今回は、住まいのベース 「床」について
部屋の中で大きな面積を占め、住まいのベースとなるのが「床」。様々な床材の中でも、最も一般的なのがフローリングです。フローリングには、天然木(無垢板)をそのまま加工した「単層フローリング」と、合板の表面に天然木を薄くスライスした突き板を貼った「複合フローリング」があります。
単層フローリング 複合フローリング
単層フローリングは、天然木本来の美しさや質感が味わえるのが最大の魅力ですが、収縮や反りが生じることもあり、また、複合フローリングに比べ価格的に高価になります。また、供給が不安定になりやすく、質・量・価格が担保しにくいデメリットもあります。
複合フローリングは、仕上の塗装や基材の種類により、強度を高めたものや耐水性の高いものなど、様々な性能を備えたものがあります。また、反りや収縮が少なく、デザインバリエーションが多いのが利点です。
また、単層、複合どちらにしても、フローリングで気になるのは「音」の問題ですね。全てのフローリングは遮音性能によって等級が分かれていて、遮音性能を示すL値が表記してあります。上階の床で生じる音が、どの程度小さくなるかの基準を示したものが遮音等級。Lの数字が小さいほど遮音性能がよくなります。
カタログなどに表示されているのでチェックしてみましょう。
遮音性能の等級(L値、L等級) | |
LL-40 | 遮音性能がとくにすぐれている
(非常に高い遮音性能) |
LL-45 | 遮音性能がすぐれている
(遮音性能の点で不足がない) |
LL-50~LL-55 | 遮音性能がある
(一般的な遮音性能水準) |
LL-60 | 遮音性能がやや劣る
(許容限度ぎりぎりの遮音性能) |
なお、最近では、室内飼いのペットの引っかきやおしっこへの対策を施したものや、特殊な仕上によってワックスがけ不要のものなど、一口に「フローリング」と言っても様々なタイプのものがあります。
部屋によって、どのような性能を重視するか確認しながら選びましょう。
素材選びに迷った時にはご相談下さい!
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