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年末大掃除ポイント解説!何から?どこから?

もうすぐ「年末の大掃除!」がTVやSNSで流れてくる季節となります。「年末の」とは言いますが、新潟の冬はどうしたって寒いです。素直に年末を待った場合、年越し前の慌ただしい中、ガクガク震えてお掃除をすることに。気持ちの面でも身体の面でも、可能であれば気温が下がりきる前に取り掛かりたいところです。
今回は住宅の大掃除について「何からどう始めたらよいのか」「効率よく進める方法」など、お掃除に取り掛かる際のポイントやコツをお伝えしていきます。

 

目次

1.はじめに
. 1-1.全部やろうとしない
. 1-2.捨てる基準を決める
. 1-3.どのくらいの日数・時間を使えるか確認する
2.掃除の優先順位を決める
. 2-1.「汚れ」と「頻度」で考える
3.やることリストを作ろう
. 3-1.やることリストの具体例
. 3-2.「片付けリスト」が多すぎる場合
4.効率よく掃除するためのコツ
. 4-1.手をつける順番を意識する
.  4-1-1.ステップその1:掃除の前に片付け
.  4-1-2ステップその2:上から下へ掃除
.  4-1-3ステップその3:奥から手前へ掃除
. 4-2.プロの手を借りる
5.まとめ

 

はじめに

大掃除を始める前に「作業中の心構え」を決めておくとスムーズに進みます。お掃除中の旗印として、次のポイント2つを押さえておきましょう。

全部やろうとしない

「大掃除」というと、普段できないところを全て綺麗にするようなイメージがあります。
しかし普段掃除しないような細かいところまで全てを網羅しようと思うと、時間がいくらあっても足りません。だからと言って毎週大掃除をするわけにはいかないため「限られた時間の中で、いかに大掃除を終わらせるか」を考えていきましょう。具体的にはこのような作戦をとります。

・細かな汚れは毎日の掃除の中で「目に付いた時にやる」ことにする
・大掃除は「まとまった時間をとらなければできない掃除(ちょっくらできない掃除)」に徹する

 

捨てる基準を決める

掃除(と切っても切れない「物をどかす」という行為)をしていると不用品が目に付くことがあります。物が増えれば増えるほど掃除手間は比例して増えていくため、自分にとって「不用品」だと判断できるものを積極的に手放していくことが時短に繋がります。いざ「不用品候補」を見つけた際に迷わず「手放すか」「持ち続けるか」を判断するため、自分の基準を持っておくことが大切です。判断基準は人それぞれですが、目安としては下記のようなものがあります。

・壊れたり汚れたりしている
・一年以上使用していない
・これから使用する予定がない

「使う予定はない」けれど「思い出の品として持っておきたい」という物もあるかと思います(プレゼントでもらった物、子供の作品、旅行先のチケットなど)。このような「残したい理由」が「記憶や思い出」である物は写真に残してから手放すのがおすすめです。また「使う予定はない」けれど「もったいなくて捨てられない」という物については、中古品買取りや“古着DEワクチン”などの有料寄付サービスを利用すると罪悪感なく手放すことができます。なお時間を掛けたくない人は中古品買取りサービス、時間をかけても良い人はフリーマーケットアプリの活用が向いています。

 

どのくらいの日数・時間を使えるか確認する

ご家庭によって、大掃除に掛けられる時間はまちまちです。休日に掃除だけをできるわけではありません。他にも予定が入ることでしょう。年末までに自分たちが掃除に使える日はどのくらいあるか、ある程度目途を立てておくと計画倒れにならずに済みます。ご家庭でできる許容量を把握しましょう。

・何日くらいなら大掃除に充てられる?
・まとまってやった方がやる気がでる?
・数時間で区切って何日かに分けた方が達成感でやる気がでる?
・家族を巻き込んでやれそう?

例えば、大掃除に充てることのできる日が「一日しかない!」となれば、優先順位をつけて1日で終わる内容に調整していきます。達成感を感じるためには、あくまで「完了できる内容」の作業量にすることが大切です。

 

掃除の優先順位を決める

「自分の使える時間」を把握したら、その時間に収まるように掃除の優先順位をつけていきます。

 

「汚れ」と「頻度」で決める

大掃除でやる内容は「まとまった時間を取らなければできないこと」です。まとまった時間を取るからには、掃除の効果を感じやすい箇所に重点を置きたいところ。下記の手順で優先度の高い部屋を絞っていきます。

(1)自宅にある室名を書き出す(キッチン、浴室、リビング、子供室、納戸…)
(2)部屋ごとに「汚れ度」「使用頻度」「誰が使うか」を書き出す
(3)「使用頻度が高い」かつ「汚れ度が大きい」ところを優先する
(4)“(3)”がいくつもある場合は使う人間が多い場所を優先する

上記はあくまで目安です。「今年はここ!」のように持ち回りで大掃除する部屋を回していくのも良い方法でしょう。

 

やることリストを作ろう

優先する部屋(お掃除部屋)が決まったら、やることをピックアップします。「はじめに」でも触れたように「掃除」と「片付け作業」はワンセットです。お掃除する部屋に対して「片付けリスト」と「掃除リスト」を作っていきます。

 

やることリストの具体例

子供部屋を例としてリストを書き出していきます。
下記の内容に部屋の気になる箇所を追記していきましょう。

〈片付けリスト〉
. 洋服/本棚/小物/おもちゃ

〈掃除リスト〉
. 照明器具/壁/窓/机の上、机の下/床

「片付けリスト」が多すぎる場合

片付けリストが多すぎてさばけない場合は、下記の方法をとります。

・「これはやらない」と決めてやらないものを二重線で消す
・「片付け」と「掃除」を別日にする

 

効率よく掃除するためのコツ

やることリスト(お掃除リスト)ができたら、実際の作業に入ります。ここでは効率的にお掃除を進めるための工夫をお伝えしていきます。

 

手をつける順番を意識する

掃除を効率よく行うためには「3つのステップ」とその順番を守ることが大切です。

ステップその1:掃除の前に片付け

掃除の大敵になるのが「部屋にあふれた数々の品物」です。これは日常の掃除でも同じですが「掃除したい場所」があったら「邪魔な物を動かさなければならない」のが掃除の基本です。このため、掃除したい場所の「物の数が少なくなるほど」「動かすときの手数が少なくなるほど」掃除の難易度は下がっていきます。つまり掃除前に決めた自分の「捨てる・手放す基準」を使ってあらかじめ「物の整理」をしてあげることで、掃除本番の作業効率をぐっと高めることができるのです。
ここでのポイントは「掃除しながら片付けをしない」ことです。「片付け」と「掃除」は似て非なる作業。掃除だけなら読めた作業時間も「片付け」が入った途端に読めなくなるのは、そこに「判断」の作業が追加されるためです。今回の主目的は「大掃除」なので、掃除する部屋を見渡して「片付け」に時間がかかりそうな場合は下記の2つを行うことで、スムーズに大掃除を進めることができます。

・「片づけデー」と「お掃除デー」を分ける
・今回は片付けを「やらない」と決める

「片付けをやらないって決めても、途中でやりたくなるかも・・・」という人は、「瞬時に捨てていいと判断できるものだけは、捨ててOK」などとルールを決めましょう。何となくの「“ながら”掃除」を防ぐことが時間内ゴール(掃除完了)の決め手です。

ステップその2:上から下へ掃除

ステップ1で下準備ができたら、いよいよ掃除開始です。
部屋を決めたら「上から下へ」の順番で掃除に取り掛かります。「天井(→照明器具)→壁(→家具)→床」に向かって汚れを落としていくとスムーズに埃を集めることができます。カーテンレールは忘れがちですが、埃が溜まりやすい箇所のため「壁より先に払う」のがおすすめです。

 

ステップその3:奥から手前へ掃除

床面に埃が集まったら、部屋の奥側(クローゼットなど)から手前側(入口側)に向かって一気に汚れを集めます。水拭きバケツを置くなら入口付近がおすすめです。そうすることで掃除した場所への水垂れやごみの取り残しを防ぐことができます。

 

プロの手を借りる

エアコン内部クリーニングなどの「自分で出来ないもの」や長年の油汚れなど「自分でできるけど時間がかかり過ぎるもの」はプロのクリーニング業者にお願いする方法もあります。大掃除のスケジュールを立てた際に「ここは綺麗にしたいけど、どうしても時間が確保できない・自分じゃできない・気力が湧かない・身体を休めたい・・・」という場合は、早く綺麗にする方法の一つとして検討してみても良いかもしれません。

 

まとめ

今回は住宅の「年末大掃除」について、ポイントとコツをお伝えしました。
大掃除の発信を見たり読んだりしていると「盛りだくさんな内容をこなせている人々」を見て、尻込みする気持ちが起きることもあるかもしれません。完璧主義の人になればなるほど腰が重くなるだろうと思います。しかし上ばかり見る必要はありません。自分の住む家なのですから、自分の取り組める範囲で、身の丈に合ったお掃除をすることができれば十分なのです。他に手を付けられなくても「お風呂のカビ取りができた!」だけでも自分を褒めて良いのです(そもそもカビ取りだって面倒な作業です)。
この記事を参考に、達成感のあるお掃除タイムを過ごしていただければ幸いです。

OGスタッフOG staff

日常の「めんどくさい」を撃退すべく、心と身体が快適に生活できる方法を日々研究中の一級建築士(ハンズワタベOG)。お片付けマニアで「家を整えること」「楽できる方法」を考えるのが大好き。小児喘息の経験から片付けやすく掃除しやすい部屋作りを得意としている。
〈資格〉一級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー2級、住宅収納スペシャリスト、ライティングコーディネーター、色彩コーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター3級

株式会社ハンズワタベ | HANDS WATABE

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